「地球はとっても丸い」プロジェクトの面々が心を込めてお届けしたエッセイです。
第103号/椰子ノ木やほい
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    読者のみなさま、こんにちは。
    地球丸編集部の椰子ノ木やほいです。

    半年の充電期間を経て、ようやくメルマガ「地球はとっても丸い」ステージ2を発行することができました。創刊時から、2年半にわたり快く編集人を引き受けて下さり、地球丸の船長として活躍して下さった神宮寺愛さん、そして創刊2年目から1年半にわたり、副編集人を務めて下さった吉村峰子さんは、それぞれのご事情で、今回の航海から降板されましたことを、みなさまにご報告させていただきます。お二人のご尽力には、新編集部一同、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

    それでは、メルマガ「地球はとっても丸い」ステージ2は、新たな航海に出ます。参加メンバー一丸となり、心のこもった作品をお届けするよう努力してまいりますので、今までと変わらずご愛読いただき、ご支援、ご鞭撻を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。
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    第104号/夏樹
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       読者の皆様、こんにちは。パリ在住の夏樹です。

       今春、フランスでは、強硬な態度で移民政策にのぞむ超タカ派の大統領が選出されました。これをきっかけに、私は、早いところ仏国籍取得に踏み切ったほうが身のためかもしれない、と考えるようになりました。

       そんなことを思い悩んでいる時、地球丸再出航のお知らせが届き、私は、自分の経験の浅さをものともせずに、編集部に仲間入りさせていただきました。日本人でなくなるかもしれないという時に、日本語と深く関わることになってしまうとは、自分のことながら、不思議なめぐりあわせに思われてなりません。

       地球丸の乗組員は、それぞれ世代も違えば、文体も違い、ボキャブラリーも違います。長い間帰国していない私のような者にとっては、耳慣れない新しい造語も楽しいものだし、またその反面、大正生まれの祖母が使っていたような奥ゆかしい言葉も、それはそれで手放し難いものに思えます。

       私は、地球丸が、日本語という土壌さえあれば、誰でも旅から戻って来て、自分の言葉で表現できる、開かれた場所であってほしいと思っています。
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      105号/西川桂子
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        読者の皆様、こんにちは。バンクーバー在住の西川桂子です。

         メルマガ「地球はとっても丸い」ステージ2が新たな航海に出発して、早くも1ヶ月が経ちました。

         特に編集の経験があるわけでもない私ですが、世界各地のメンバーと関わりあうことができるのが楽しいこともあり、編集部に参加させていただいています。バンクーバーは夜9時すぎなのに、アメリカのミシガンから「もう寝ます。おやすみなさい」一方で、フランスから「こんにちは」とのメールが届いたり……。地球は本当に丸くて、回っているんだ!と実感する毎日です。

         海外で暮らしていると、カルチャーショックなどで落ち込むこともありますが、丸い地球上でそれぞれ頑張るメンバーと、こうして“つながっている”ことは、私にとっていつの間にか心の支えにもなりました。元気の源でもあります。

         そしてもう一つ、メルマガ発行を通して感じているのは、インターネットのおかげで世界が身近になり、広がったこと。世界の仲間からのエッセイに、毎回、「へぇ〜」と驚いたり、「おっ!こんなものがあるんだ」と新たな発見をしています。

         「地球はとっても丸い」で、そんな「へぇ〜」や「おっ!」を共有していきたい、また、このメルマガが皆さんにとっても生活のエッセンスとなればと思っています。

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        106号/とくたけかなこ
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           タイ、プーケット在住、地球丸編集部の新人かなです。この編集後記を書いている現在、日本に一時帰国中です。久々の日本はとにかく「暑い!」。半そでのTシャツで町を歩いているというのに、うっすらと汗が……。普段、黄色いバナナが木になるトロピカルな南国に住んでいる私ですが、この暑さには正直驚きました。

           そして、日本は、とっても速い。町を歩く人のペース、洋服や食べ物の流行、メディアで引っ張りだこの芸能人の入れ替わり。本当に、すべてが速すぎる。この日本特有の速さには、我が故郷ながら毎回帰国するたびに驚かされます。まあ、朝から晩までサロン(パレオ)1枚を体にぐるりと巻き付けて、大きな木の下でおしゃべりに花を咲かせている隣人を持つ私の感覚が異なっているのかもしれませんが。

           世界じゅう、どこの国に行っても、1日は24時間のはずですが、その進み方が、のんびり、ゆったりと感じられる国と、ビュンビュンとめくるめく速さで過ぎて行くように感じられる国があるのが、不思議です。どちらが良いとか悪いとか、否定も賛同もできませんが、それぞれの国が、「独特のときの流れ」を持っているような気がします。そして、それはその地の住民になってみなければ、なかなか理解できないことでもあります。

           地球丸では、こうした世界の異なる時間の流れを感じとってもらえるような、"リアルタイム"を発信していければと思っています。
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          107号/マイアット・かおり
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             ドイツ、ダルムシュタットに住む義母が倒れたと聞いたのは夏前。突然のことで動転したけれど軽い脳梗塞らしく数週間の入院。夏にはイギリスの舅が85歳の生涯を閉じた。前夜いつものように眠りについた祖父は静かに息をひきとり、ついに翌朝目を覚ますことはなく、天国へと旅立った。

             そして日本の実家にいる実母がリューマチの発作で歩くのもつらいとのこと。地球のどこか遠く、家族と離れて暮らしていると心配はつきない。

             しかしインターネットの登場により、海外在住者の生活は激変したといえる。インターネット通信によるウェブカムを使って日本に住む家族の顔を見ながら話せば安心できるし、携帯へすら直接電話やメールができる。銀行口座もオンラインで決済でき、いろんな書類も家族の手を煩わせることなく、ネットでダウンロード。

             仕事だってインターネットとメールを駆使して地球上のあらゆる場所でできるようになってきた現代の私たちは幸せなのだろう。移動中にだって仕事ができてしまう。『地球はとっても丸い』メルマガも、日本へ帰省中、または取材旅行中など、移動中のメンバーさんから入稿されることも多い。つい10年前までは同じ国に住む人たちの間でコミュニティを作ることすら難しかったことを考えると、世界に住む人たちによるメルマガの実現はまさに夢のような話である。

             今日もスカイプで翻訳の仕事を納品、チャットで次の仕事の納期を確認して、ドイツの義父と談笑。そして地球丸の原稿チェック。インターネットがあればホームシックになる暇がない……。
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            108号/田中ティナ
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               私が小さかったころに比べて、地球の大きさは物理的には変わっていないのに、お隣さん(海外の国々)との距離は格段に近づいていると思う。航空運賃が安くなり海外旅行のハードルは低くなった。インターネットがあれば世界のどこにいても日本のニュースをリアルタイムで読むことができる。現在北欧在住だがIP電話で料金を気にすることなく日本の家族と話せるので、ホームシックにかかることはない。夫婦でフリースタイルスキー(夫はスノーボードも)の審判をしているので冬は大会の手伝いですれ違いがち。でも、ハイテクを駆使して会話をつなぐことができる。

               「ほんの四半世紀前は、こうして地球丸に乗船中の皆様と知り合うチャンスはなかったかも」、と思うと「文明万歳!」という気分になる。が、進歩があれば、環境破壊などツケがまわってくるのが現状だ。みんなで幸せに暮らしていくためにも、自分とは違う、世界に広がるさまざまな文化や考え方にふれることが大切な気がする。

               これからも世界中から編集部に到着する驚き連続の原稿を、読者の皆さまと楽しんでいけたらと思っている。
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              109号/長晃枝
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                 仕事柄、年に何度かの海外出張に出かける。行き先はもっぱら中国、韓国に限られるが、いずれの国でもよほどハズレに行かない限り、誰かが私に用事があっても連絡がつかないという事態に陥ることはまずない。メールなり、携帯電話なりでその日のうちにはなんとかコンタクトがとれる。

                 これは仕事をする上ではとても重要なことであり、かつ、便利でもある。事実、出張中であってもこの地球丸の編集作業が滞りなく進められる。しかし、ある意味でとても不自由なことでもある。

                 ひと昔前までは、国内の携帯電話ですらこれほど普及していなかった。国内出張であっても、もっと言えば、行き先が電車で10分ほどの渋谷であっても、ひとたび出かけてしまえば、自分から連絡を入れない限り、私は日常から離れることができた。つかの間であれ、気持ちの上での自由を手に入れられた。

                 もちろん、携帯電話の電源を切り、パソコンも開かなければよいだけのことだが、今や24時間以上メールチェックができない状況になると不安になる自分がいる。便利とひきかえに、メールに縛られ、振り回されているようにさえ思ってしまうのは、ぜいたくな「ないものねだり」なのだろうか。(東京・日本在住 長晃枝)
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                110号/椰子ノ木やほい
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                   真夏の海に出航したはずの地球丸。月2回のメルマガ発行に合わせ、ずんずん進んでいるうちに、気がつけば師走です。メンバーから届く原稿をスタッフで分担して校正を進める中、執筆者と編集部の間では、頻繁にメールが行き交います。こうした流れを見守りながら、新しい発見をし、雑談の中から世界を垣間見ることができるのは、編集スタッフのおいしいところかもしれません。

                   先日、校正作業中のこと。「パパラッチ」という言葉を知らなかった私は、「この言葉、説明要りませんか?」なんて発言をしたところ、「日本人でそれを知らない人は少ない」と編集部の面々。「あらま!誰でも知っている、今や日本語となった言葉を私は知らなかったってこと?」というはめに。日本を離れて早10年、日々浦島太郎への道を驀進していることを再認識。無知をさらけ出したあげく、笑われてしまいましたが、そんなやり取りも和気藹々ムードで楽しい。

                   今回寄せられたフォトエッセイ原稿。「外国語をカタカナ表記にするのは難しいね」という雑談を交わしながら、「T・E・ロレンス」の表記を調べてみる。つい、彼の生涯を記したウェブページに脱線。是非「アラビアのロレンス」を見たいと思う。そうこうしているうちに、ブラジルから届いた原稿に目を通すと、「ボサノバの生みの親、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲『コルコバード』」なんてフレーズを目にし、どんな曲か聴いてみたくなり、ネットで試聴。そこで、私の好きなボサノバの名曲、『イパネマの娘』『おいしい水』『デサフィナード』などが、全て彼の作品と知り、「へえ〜」を連発。皆さん、いろんな知恵と刺激をありがとう!
                   
                          (ミシガン州・アメリカ合衆国在住 椰子ノ木やほい)


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                  111号/夏樹
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                     最近、フランスでは「ゾエの方舟」という事件が巷を騒がせた。
                     
                     これは、フランスのNGOグループが、スーダン西部ダルフール紛争の戦争孤児を救出という目的で、100人あまりのこどもたちを隣国チャド経由で密出国させようとして、チャド政府に逮捕されたという事件である。
                     ふたを開けてみれば、彼らはダルフール地方の孤児ではなく、チャドのアベシェ村出身。親たちは、「寄宿学校に入れてあげる」と仲介者や通訳に説かれて納得、こどもたちを送り出した模様。

                     同グループは、数ヶ月前から、「ダルフールの孤児を見殺しにするな!そのためには違法の救出作業もするべき」というメッセージをインターネットで流していた。フランスでは、このメッセージに賛同する人々が支援費を寄付し、なかには孤児を養子縁組すると理解し、急遽こども部屋を用意した人々も。

                     チャド側は「子盗り!人買い!」と憤り、グループ側は「あくまで目的は戦争孤児救出だった、通訳にだまされた」と主張、支援者たちは「可哀想な戦争孤児たちを引き取って育てるつもりだったのに」と嘆く。それぞれが「自分にとっての真実」を主張してやまない、国際版『薮の中』。

                     外国に住めば、こんな事件のミニチュア版を体験することはしばしば。好意だったのに悪く受け取られたり、礼儀と思ってしたことが失礼にあたったり。そんな時、がっかりしたり憤慨するよりも、これを機会に「異なるもの」への好奇心を鍛え、相手の心の襞の色合いを察する感性を研ぎ澄ましたい。そんなことの積み重ねがあれば、「ゾエの方舟」再発も避けられるかもしれないから。

                         (夏樹:フランス、パリ在住。フリーライター)
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                    112号/西川桂子
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                       カナダではクリスマスに合わせて多くの企業は休暇に入りますが、休みに合わせたようにパソコンが壊れてしまいました。

                       スイッチを入れてもウィーンとおかしな音が鳴って起動しません。「もしかすると時間をおいてトライしたら何とかなるかも?」と数時間おいてやってもてもダメ。「いつも酷使しているし……。よし、明日の朝まで触らずに休ませてあげよう」と翌朝まで待ったけど同じこと。

                       慌てんぼうの私が一日我慢したのは、いつもお願いするサービスの人が日本に里帰りしていたため。彼がカナダに帰国するまで待てないので、数軒電話をして良さそうな人を見つけました。

                       クリスマス休暇中にもかかわらず、すぐにみてくれた(感謝、感激!)のですが、ハードドライブが物理的に壊れているとのこと。泣いたのがデータです。クリスマス休暇にハード全体をバックアップしようと放っておいたツケがきて、半年前にバックアップしたきりのメールアドレスやe-mail以外は消えてしまいました。

                       忙しいを言い訳に大切なことは後回しにしてはいけないと反省しています。不幸中の幸いは、親切で技術的にも頼りになるパソコンサービスが見つかったことでしょうか……。

                        (バンクーバー・カナダ在住 西川桂子)
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