「地球はとっても丸い」プロジェクトの面々が心を込めてお届けしたエッセイです。
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140号/長晃枝
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    このメルマガ「地球はとっても丸い」は、世界各地で執筆、撮影、翻訳、通訳、コーディネートなどを手がけるメンバーで組織する「地球丸プロジェクト」の活動のひとつだ。

    海外で暮らすこと、取材に出かけることを通して、気づいたこと、感じたこと、考えたことを、メンバーたちがそれぞれの経験をもとにした独自の視点で綴り、編んできた。

    編集作業は、海と時差を超えて、メーリングリストでのやりとりで進められる。たとえば、私が東京から原稿をアップして眠りにつくと、ヨーロッパのどこかの国で目覚めたメンバーが、校正する。その校正原稿に、また、カナダやアメリカのメンバーが疑問や意見をなげかける。本当に地球の上を回りながら、それぞれの原稿が仕上がってゆく。

    毎月、このような過程を経ることで、私たちは実際に会う機会が少ないにもかかわらず、ゆるやかだが確固とした絆が結ばれたかけがえのない仲間となった。

    その大切な仲間のひとりを、私たちは失った。

    故郷、大阪を離れ、東京を拠点として、大好きな旅をテーマに世界中をかけまわって精力的な執筆活動に活躍した小股千佐さん(ペンネーム:平林豊子さん)は、2年8ヶ月の闘病生活ののち、2009年11月18日、34歳の若さで天に召された。

    同じく東京に住み、実際に顔を合わせられる数少ないメンバーとして、ともに歩んできた私にとって、心にぽっかり穴のあいたような喪失感はたとえようもない。

    しかし、彼女は私たちがただ悲しみにくれることなど望んでいないに違いない。きっと彼女の分まで、仕事を、人生を、楽しんでほしいと思っているだろう。事実、彼女の力が働いているとしか思えない偶然が重なり、新たに動き始めた仕事も出てきた。

    彼女はこの小さな世界にあきたらず、もっと広い世界へといつもどおり旅立っただけ。

    いつか、再びどこかで彼女と会えたときに、語りつくせないほどのたくさんのステキなニュースを抱えていられるよう、これからの人生を悔いなく生きたいと思う。

    (日本・東京在住 長晃枝)
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