「地球はとっても丸い」プロジェクトの面々が心を込めてお届けしたエッセイです。
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142号 椰子ノ木やほい
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     昨年11月に亡くなった地球丸のメンバーでもあった平林豊子さん(本名:小股千佐さん)への追悼文や彼女の遺稿を集約した本を出そうというお話が進んでいる。今、地球丸編集部では、追悼文集のために寄稿された原稿の確認作業のお手伝いをしている。

     拝読する原稿の中ではそれぞれのエピソードとともに、在りし日の彼女がいきいきと描かれていて、編集スタッフ一同、「ほんとにすてきな女性だったんだね」と語りながら、目頭を熱くしつつ彼女への想いを寄せている。

     ふと、『わすれられない おくりもの』(スーザンバーレイ著)の一場面を思い出した。子どもたちが小さかったころ、私が好きでよく読んでやった絵本だ。死んでしまったアナグマさんの悲しみを乗りこえたあと、みんなで、アナグマさんがのこしてくれた思い出を語り合ううちに、のこしてくれた数々のできごとに感謝できるようになっていくという、ちょっと悲しいストーリーだ。

     どんな“生”もいつかは終わるときが来る。でも、どの一生にも必ず、「のこしてくれてありがとう」と言える思い出があるはずだ。それを忘れないために、伝えることや語りあうことって、とても大切ですてきなことだということを気持ちよく伝えてくれる。

     幼少のころには、意味もわからず読み聞かせられたこの絵本だが、昨年、最愛の祖父を失って以来、娘は、この本を自分の部屋に飾っている。

     この絵本の意味がたぶんわかったのだと思う。

          (アメリカ合衆国・ミシガン州 椰子ノ木やほい)
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