「地球はとっても丸い」プロジェクトの面々が心を込めてお届けしたエッセイです。
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145号 田中ティナ
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     今年の東京では桜を長い間楽しめた。というのも3月末の開花以降、寒が戻ったり暖かくなったりの繰り返しが続いたからだ。「三寒四温」とはいうけれど、それにしてもだらだらと寒さが戻ってくるのはちょっと変な気もする。

     さて、この冬もフリースタイルスキーの国際審判員としてオリンピックをはじめワールドカップや日本の大会でジャッジを務めたが、天候不順の声をあちこちで耳にした。

     12月、フィンランドでのワールドカップ開幕戦でも大会1週間前まで雪があまりふらず、また、気温が平年より高いため降雪機で雪を造ることもできずに大会関係者はキャンセルも考えたそうだが、ぎりぎりで雪が確保できたので大会開催となった。さらに、その翌週フランスで予定されていた大会は、マイナス20度で大雪の翌日にはプラス10度で大雨、という異常な天候で雪が消え、急遽フィンランドで代替大会を準備した。

     そして2月のバンクーバーオリンピックもご多分にもれず、「こんな天候は観測史上はじめて」という驚きの気象条件だった。去年12月に降った雪で大会準備も余裕かと思われたが、1月には予想外の大雨に見舞われて、市内に近いフリースタイル会場、サイプレスでは貴重な雪を温存するため、1月の通常営業も急遽繰上げで取りやめるほどの緊急事態。雪をヘリコプターなどで輸送し、大会会場にどうにかこうにか雪を用意してコースを設営したという。もちろんコース外はほぼ滑走不可能、雪不足はコースわきの観戦スポットの設営にも影響し、セクションによっては発売済みのチケットをキャンセルしたそうだ。

     それにしても、「ビックリ天気」に翻弄された冬も終わり、この先、地球丸は私たちを乗せてどこへ行くのだろう。漂流先に明るい未来が広がるかは、私たちの舵取りにかかっている。

         (スウェーデン/エステルスンド在住 田中ティナ)
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