「地球はとっても丸い」プロジェクトの面々が心を込めてお届けしたエッセイです。
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150号/マイアットかおり
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    去年から仕事でプラハに行く機会がかなり頻繁にあり、よく数えたら年の2ヶ月くらいはプラハで過ごしていることに気づいた。プラハはヨーロッパでも美しい町のひとつに数えられているが、特に夜のプラハ城は圧倒的な迫力で見る者の心を打つ。町はメトロとトラムが整備され、どこへ行くにも公共の交通機関が使えて非常に便利だ。

    東ヨーロッパに特徴的なのは、このメトロとバス、トラムの切符システムではないかと思う。日本では膨大な数の人が使用するからか、切符は目的地まで買って必ず改札を通らなくてはならない。しかし私が住むフランスや、ヨーロッパの国々では、切符の購入は自己申告制になっている。つまり切符を買っても買わなくてもメトロやバスには乗れてしまうのだ。もちろん抜き打ちで切符を持っているかどうかを確認する車掌に声をかけられることがあるが、プラハ生活がまだ短いからか、まだお目にかかったことはない。プラハに長く住む友人に聞いても、見たことがないと言う。

    これに似て非なるものに、税金の申告がある。税金の申告も、日本ではサラリーマンなら必ず源泉徴収されるが、フランスでは自己申告制だ。もちろんサラリーマンなら天引きされる部分もあるし、雇用形態だっていろいろあるだろうし、所得の申告はすべて自己申告となっている。

    切符を持っているか持っていないか、所得を得ているか得ていないか、これらの申告を個人の意志に任せてしまうヨーロッパは寛大なのだろうか。それとも複雑な機械を設置する予算もなく、1人1人の切符や税金を計算したり確認したりする技術も後れているからなのだろうか。

    これは、「信用乗車方式」という一つの乗車形態であるということをつい最近知った。ヨーロッパは寛大だと思っていたら大間違い。友人の友人でつい最近、この切符の抜き打ち検査にひっかかり、たまたま切符を持っていなかった(自業自得です)ために、理由も聞かれずそのまま警察に連行され、いきなり拘留されてしまったという人の話を聞いた。切符を見せられなかったら罰金は何百ユーロにもなるという。

    同じ地球でも所違えば品変わる。ヨーロッパでメトロに乗るときは必ず忘れずに正しい切符を買うようにしたい。言語が分からなかったというのはどうやら言い訳にはならないらしい…。

       (フランス在住 マイアットかおり)
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